露、西側の制裁は「鉄のカーテン」 米宇宙飛行士への影響警告
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■日本の制裁にも対抗措置
ロシアのセルゲイ・リャブコフ(Sergei Ryabkov)外務次官は同国のニュースサイト「Gazeta.ru」のインタビューで、米国によるハイテク製品輸出への制裁は「痛手」だと認めた。
その上でリャブコフ氏は、「これは、旧ソ連やその他の国々に対しハイテク製品の供給を断つことで、1949年に西側諸国が敷いた『鉄のカーテン』体制の再来だ」と述べた。
さらにロシア外務省は、EUが資産凍結と渡航禁止の制裁対象とした15人のロシア人とウクライナ人に、ロシアの連邦軍参謀長官と国防副大臣を兼任するワレリー・ゲラシモフ(Valery Gerasimov)氏が含まれていたことについて、EUは「米国の言いなりになっている」と強く批判した。
また、日本がロシア国民23人に対しビザ(査証)の発行を拒否する決定を下したことに対しても、「対抗措置なしでは済まされない」としている。
EUと日本による制裁は、米国が28日に発動した先進7か国(G7)による制裁の一部。これにより米国は、ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領に近い当局者7人と企業17社を新たな制裁対象に加えた。(c)AFP/Anna SMOLCHENKO, with Michel MOUTOT in Lugansk, Ukraine