【4月29日 AFP】米娯楽・メディア大手ウォルト・ディズニー(Walt Disney)は28日、中国・上海(Shanghai)で建設中の上海ディズニーランド(Shanghai Disneyland)に、さらに8億ドル(約820億円)を追加投資すると発表した。

 ディズニーのボブ・アイガー(Bob Iger)最高経営責任者(CEO)は声明で、上海申迪(シェンディ)集団(Shanghai Shendi Group)と進める上海ディズニーランド建設への追加投資により、投資総額は55億ドル(約5600億円)となったと発表した。追加投資は、ディズニーランドの収容能力とアトラクションをより充実させることが目的だという。

 アイガーCEOは声明で「上海で工事を開始して以来、中国経済の発展には非常に感銘を受けてきた。とりわけ中流層の拡大と旅行や観光の急増には目覚ましいものがある」と述べた。

 さらにアトラクションやエンターテインメントを増やすことで、開園日にはより多くの来場者が期待できると語った。

 ターゲットは、世界第2位の経済大国となった中国の経済の首都と称される上海から3時間圏内に住む3億3000万人だ。2011年に着工した上海ディズニーランドは、完成すれば中国本土で初めて、米国外では仏パリ(Paris)、東京(Tokyo)、香港(Hong Kong)に次いで4番目のディズニーランドとなる。(c)AFP