【4月24日 AFP】米大リーグ(MLB)、ニューヨーク・ヤンキース(New York Yankees)のマイケル・ピネダ(Michael Pineda)投手が、23日に行われたボストン・レッドソックス(Boston Red Sox)戦で、松ヤニを使用して投球を行ったとして退場処分を受けた。

 1-5で敗れたヤンキースにとって、この日の敗戦はただの1敗では終わらず、チームは一定期間ピネダを欠いて戦うことを余儀なくされる可能性がある。

 先発登板したピネダは2回、首筋に松ヤニを塗りつけているのが審判に見つかり、退場を宣告された。ピネダには出場停止処分が科される可能性が高い。

 レッドソックスのジョン・ファレル(John Farrell)監督は、松ヤニについて「君たちにも見えただろう。ベンチの私にも見えた。球場のさまざまなアングルのカメラでも確認されている」とコメントした。

 ファレル監督は2回裏、二死となった後のグレイディー・サイズモア(Grady Sizemore)の打席で、球審のゲリー・デイビス(Gerry Davis)氏に対して、ピネダの首筋に何らかの物質が付着していると訴えた。

 デイビス球審がピネダの首筋に触ると、茶色の物体が確認されたため、同球審は即刻ピネダに退場を言い渡した。

 25歳のピネダについては、以前にも似た疑惑が持ち上がっており、今月上旬に本拠地ヤンキー・スタジアム(Yankee Stadium)で行われたレッドソックス戦で、同投手の手のひらに茶色の物体が付いているのをテレビカメラがとらえていた。

 ファレル監督は「前回の対戦のこともあったし、今回は何か言っておかなければと感じた。まあ、寒い夜だったし、少しグリップを高めたいという気持ちはよく分かるが、あれだけあからさまでは、何か言わざるをえなかった」と述べた。

 投手は、ボールや体に異物を付着させてはならないとされており、この規則を破った場合は出場停止処分を科される場合がある。

 ピネダは退場になる前の初回に2失点を喫しており、敗戦投手となった。本人も、初回の投球でボールが滑って苦労したため、松ヤニを使ったと認めている。

 ピネダは「チームメートとみんなに謝りたい。もうこんなことはしない」とコメントした。

「寒かった。初回は指の感覚がなくて、だからボールを誰かにぶつけるのが怖かったんだ」

(c)AFP