マンUモイーズ監督解任、壊滅的なシーズンの責任問われ
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■昨季優勝からちょうど一年で新指揮官を解任
ファーガソン前監督は昨年、英国サッカー史上最も大きな成功を収めた監督として、26年半務めたユナイテッドの指揮官の座を退き、その後、モイーズ監督が6年契約でチームに招かれた。
今回の解任は、ファーガソン前監督がクラブに20回目のリーグ優勝をもたらして有終の美を飾ってからちょうど1年という日の出来事だった。
モイーズ監督の下で今季のユナイテッドは厳しいシーズンを送り、リーグで7位に低迷しているほか、二つの国内カップ戦と欧州チャンピオンズリーグ2013-14(UEFA Champions League 2013-14)でも敗退に追い込まれた。
そして、モイーズ監督にとってユナイテッドでの最後の試合となった20日のエバートン(Everton)戦、チームは監督の古巣に0-2で敗れ、1995年以来初めて欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)の出場権も失った。
エバートン戦でリーグ11敗目を喫したことで、ユナイテッドはチャンピオンズリーグの出場権が得られる4位に勝ち点11差、首位リバプール(Liverpool FC)に同23差をつけられた。
それだけでなく、モイーズ監督が高額の移籍金を支払って獲得したマルアン・フェライニ(Marouane Fellaini)、さらにフアン・マヌエル・マタ(Juan Manuel Mata)もここまで大きな印象を残すことができていなかった。
こうした状況を受け、クラブのオーナーであるグレーザー(Glazer)家は、モイーズ監督にチーム再構築のための資金を託し、このオフの新戦力獲得を任せることに不安を感じたと報じられている。
一方でクラブ最多出場の記録を持つギグスは、練習のために訪れたカーリントン・トレーニング・グラウンド(Carrington Training Ground)で、暫定監督に就任することを伝えられた。
ギグスは26日に本拠地オールド・トラフォード(Old Trafford)で行われるノリッジ・シティ(Norwich City)戦で、指揮官として初采配をふるう。(c)AFP/Paul ELLIS, Tom WILLIAMS