■「500回転載」か「5000回閲覧」で投稿者を摘発可能に

 中国のマイクロブログはここ数年で急速に世論形成の場として発達し、当局者の腐敗や環境汚染などの話題が人々の関心を集めるようになっている。

 こうしたなか中国当局は昨年9月、社会秩序を維持するためとして、インターネットのデマの取り締まり強化を打ち出した。人権団体などは共産党体制を守るためにネット上の言論の自由を規制していると非難の声を上げている。

 新規制では、ネットに投稿された中傷的なメッセージが500回以上転載された場合、または5000回以上閲覧された場合に、最初の投稿者を最高で懲役3年の罪に問える。

 国際人権団体アムネスティ・インターナショナル(Amnesty International)によると、当局の取り締まりが始まって以降、これまでにブロガー数百人が身柄を拘束されている。(c)AFP