【4月18日 AFP】中国の環境保護省は17日、これまで公表されなかった同国の土壌汚染についての調査結果を公表し、スペインの国土の2倍以上に相当する広範囲の国土が汚染されていると推測されることを明らかにした。

 調査は、2005~13年の8年間にわたり、中国の国土の約3分の2に当たる630万平方キロを対象に実施された。調査から、汚染されていると考えられるのは、対象範囲の16.1%、農地では19%以上に上ることが分かったという。土壌汚染の80%以上は「非有機的な汚染物質」が原因とされた。

 中国では国土の広範囲が濃いスモッグに覆われたり、水質や土壌が汚染されたりする事態が多発しており、政府に対する環境の改善を求める声が高まっている。(c)AFP