自家製料理を手軽に販売 デンマークに専用サイトが登場
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「別のプロジェクトに夜遅くまで取り組んでいた時、ファストフードばかり食べていて、もうたくさんだと思った」と、同サイトの共同創設者の1人、カスパー・クレイグプト(Kasper Kraegpoeth)さんは語る。「仕事場の近くには、自分で料理を作っている人がたくさんいたので、ある考えが頭に浮かんだ。『あの料理を買い取れないだろうか』って」「私たちは料理を売りたい人と買いたい人を結びつけるサービスがあればおもしろいと思った。それがディナーサーファーの始まりだった」
とはいえ、見知らぬ人からオンラインで食事を買うことを、好ましく思っていない人もいる。デンマーク食料・農業・漁業省は、定期的に国内のレストランの監査報告書を発表しているが、ディナーサーファーの「料理人」たちは監査を受けずに料理している。
あるネットフォーラムでは、販売される料理の衛生水準が保たれているかどうかや、料理人の身元をどうやって確認したらいいのか、との質問があった。クレイグプトさんは「私たちはコックたちを監査してはいない。だが評価システムから、どんなレビューを得ているかはわかるはずだ」と説明。「今のところ、食中毒になったという話も聞いていない」という。
コンサルタントのサラスさんは、このサイトを利用する目的は「お金稼ぎではない」と言う。「楽しいし、自分の料理にかかるお金を少し節約できる」ことが魅力だという。(c)AFP/Sören BILLING