【4月14日 AFP】男子ゴルフの米国ツアーメジャー第1戦、第78回マスターズ・トーナメント(The Masters Tournament 2014)は13日、米ジョージア(Georgia)州オーガスタ(Augusta)のオーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブ(Augusta National Golf Club)で最終日が行われ、バッバ・ワトソン(Bubba Watson、米国)が通算8アンダーで2年ぶり2度目の優勝を飾った。

 35歳のワトソンはこの日スコアを3ストローク伸ばし、通算8アンダーでメジャー2勝目を挙げ、史上最高の賞金総額900万ドル(約9億1300万円)のうち優勝賞金162万ドル(約1億6400万円)と、2着目のグリーンジャケットを手に入れた。

 ワトソンは、「これほど緑色が大好きになったことはない。昨年は、このジャケットを譲ってしまったから取り戻したかった」とコメントした。

 通算5アンダーの2位タイには、ジョーダン・スピース(Jordan Spieth、米国)とヨナス・ブリクスト(Jonas Blixt、スウェーデン)が続き、50歳のミゲル・アンヘル・ヒメネス(Miguel Angel Jimenez、スペイン)が通算4アンダーで単独4位、リッキー・ファウラー(Rickie Fowler)とマット・クーチャー(Matt Kuchar)の米国勢が通算2アンダーで5位タイ、リー・ウェストウッド(Lee Westwood、イングランド)が通算1アンダーで7位に入った。

 ワトソンは、ルイ・ウーストハイゼン(Louis Oosthuizen、南アフリカ)とのプレーオフを制した2012年の第76回大会(The Masters Tournament 2012)以降、2か月前のノーザントラスト・オープン(Northern Trust Open 2014)で優勝するまで勝ち星から遠ざかっていた。今週に入りワトソンは、初のメジャータイトルの残存効果でスランプに陥っていたと自分を責めた。

 しかし、ワトソンは今季のメジャー初戦で本来の調子を取り戻してツアー通算6勝目を飾り、マスターズで2回以上優勝した史上17人目の快挙を成し遂げた。