【4月10日 AFP】米大リーグ(MLB)、ニューヨーク・ヤンキース(New York Yankees)の田中将大(Masahiro Tanaka)は9日、ボルティモア・オリオールズ(Baltimore Orioles)戦で本拠地初登板を果たし、7回まで投げたが、チームが4-5で敗れたため、勝敗はつかなかった。

 今年1月に7年総額1億5500万ドル(約161億円)でヤンキースと契約を結んだ田中は、この試合で10奪三振を記録した。

 オリオールズのニック・マーカキス(Nick Markakis)は9回表に、ヤンキースのショーン・ケリー(Shawn Kelley)から決勝点となる適時打を放ち、敵地ヤンキースタジアム(Yankee Stadium)でチームを勝利に導いた。

 ヤンキースの田中は2回、ジョナサン・スクープ(Jonathan Schoop)にスライダーを左翼スタンドに運ばれ、先制の3点本塁打を浴びたものの、それ以外はオリオールズ打線を無失点に抑えた。

 2回以降、田中が落ち着きを取り戻すと、ヤンキースは2回裏に2点、4回裏に1点を返して3-3の同点に追いついた。

 試合を振り出しに戻してもらった田中は、5回にランナーを2人出したものの、その後は降板するまで対戦した7人の打者を完璧に抑えた。

 田中は最後にオリオールズのデルモン・ヤング(Delmon Young)から三振を奪い、7回表終了と同時にマウンドを降りている。

 田中は2試合で計14イニングを投げて18奪三振、1与四球を記録している。(c)AFP