【4月10日 AFP】米航空宇宙局(NASA)の火星無人探査車が撮影した火星の写真に「光」が写っていたことから、一部のUFO(未確認飛行物体)愛好家たちが「宇宙人の印」だとして飛びついている。ただNASAは声明を発表して、生命体ではないと否定した。

 NASAによると、4月2日と3日に撮影された画像に写っていた明るい光は、太陽光か宇宙線の産物である可能性が高い。実際、火星無人探査車「キュリオシティー(Curiosity)」が撮影した画像にはこのような光がたびたび捉えられているという。

 NASAジェット推進研究所(Jet Propulsion LaboratoryJPL)のジャスティン・マキ(Justin Maki)氏は「キュリオシティーから届く多数の画像の中には、ほぼ毎週、明るい光が写っている画像がある。宇宙線の衝突や、太陽光が火星の表面で反射しているというのが最も可能性の高い説明だろう」と述べた。

 さらにNASAは「明るい光は(キュリオシティーに搭載された)ステレオカメラNavcamの右目側で撮影された画像に写っているものの、その前後1秒以内に左目側のカメラで撮影された画像には写っていない」と説明した。

 だがNASAの説明は、火星に生命体が存在することを信じる愛好家たちを説得することはできないかもしれない。

 ウェブサイト「UFO目撃情報デーリー(UFO Sightings Daily)」は、この光が地球外生命体の存在を示す証拠になるかもしれないと述べている。「(この光は)地下に知的生命体が存在し、われわれと同じく光を使用していることを示しているのかもしれない」と同サイトは宣言した。(c)AFP