【4月7日 AFP】パリ・マラソン2014(Paris Marathon 2014)は6日、フランス・パリ(Paris)で行われ、ケネニサ・ベケレ(Kenenisa Bekele、エチオピア)が初マラソンで優勝を果たし、その輝かしいキャリアにまた新たな節目を刻んだ。

 陸上男子5000メートルと1万メートルの世界記録を持つ31歳のベケレは、太陽が照りつける中42.195キロメートルを走りきり、2時間5分4秒の大会記録でフィニッシュした。

 これまでの大会記録は、2012年大会の2時間5分10秒だった。

 同じエチオピア勢のリメニー・ゲタチュウ(Limenih Getachew)が2時間6分49秒で2位、2012年のローマ・マラソン(Rome Marathon 2012)を制したケニアのルカ・カンダ(Luka Kanda Lokobe)が2時間8分2秒で3位に入った。

 2004年のアテネ五輪と2008年の北京五輪で合計3個の金メダルに輝いたベケレは、「初めてのマラソンで経験は浅いんです」とコメントした。

「今はマラソンのことが分かったので、もっと速く走ることができます。でも、もっと準備が必要です。きっと、今回よりも速いタイムで走れるでしょう。これからのキャリアで、まだ力をつけていく時間はありますが、とりあえず結果には満足です」

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