【4月7日 AFP】13-14イタリア・セリエAは6日、第32節の試合が行われ、ASローマ(AS Roma)は3-1でカリアリ(Cagliari Calcio)に勝利した。

 マッティア・デストロ(Mattia Destro)のハットトリックで勝利したローマは、リーグ首位のユベントス(Juventus)との勝ち点差を5に縮めたが、ユベントスは7日に本拠地で行われるリボルノ(Livorno)戦で再びその差を8にするとみられる。

 セリエAの首位争いに生き残りを懸けたいローマは、2000-01シーズン以来となるスクデット(リーグ優勝)の夢に、少なくとも24時間は望みをつないでいる。

 ローマは、前半32分にデストロが、ジェルヴィーニョ(Gervinho)とのカウンター攻撃から、カリアリのまずい守備にも助けられながら先制点を挙げた。

 デストロは、コートジボワール代表のジェルヴィーニョにパスを出したが、一度はこのパスが流れた。ジェルヴィーニョは態勢を立て直して人数で勝るカリアリ守備陣のいるゴール前にクロスを上げると、デストロが至近距離からシュートをネットへ押し込んだ。

 さらにデストロは後半12分に、またもカリアリの不用意な守備の穴を突いて、リードを広げた。

 元カリアリのMFラジャ・ナインゴラン(Radja Nainggolan)のパスから、中央へフリーで走り込んだデストロは、事実上何のプレッシャーも受けずに、カリアリのGKヴラダ・アフラモフ(Vlada Avramov)を破るシュートをゴール隅に突き刺した。

 同28分には、ジェルヴィーニョ、アレッサンドロ・フロレンツィ(Alessandro Florenzi)との3人で4人のカリアリの守備を突破したデストロが3点目を入れ、リーグ戦では自身初となるハットトリックを達成した。

 今季13得点目を記録してすでにチーム得点王となっているデストロは、18ゴールでリーグ得点王首位に並ぶユベントスのカルロス・テベス(Carlos Tevez)とトリノ(Torino FC)のチロ・インモービレ(Ciro Immobile)を5点差で追走している。(c)AFP/Justin DAVIS