【4月7日 AFP】14F1第3戦バーレーンGP(Bahrain Grand Prix 2014)は6日、決勝が行われ、メルセデスAMG(Mercedes AMG)のルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)が2連勝を飾った。

 チームメートのニコ・ロズベルグ(Nico Rosberg)との激しい競り合いを制して勝利を収めたハミルトンは、名ドライバーのファン・マヌエル・ファンジオ(Juan Manuel Fangio)氏の記録に並ぶ通算24勝目を挙げた。

 前週のマレーシアGP(Malaysian Grand Prix 2014)に続く勝利を飾ったハミルトンは、ロズベルグを1秒085差で振り切った。この勝利でメルセデスは今季3戦全勝を挙げている。

 フォースインディア(Force India)のセルヒオ・ペレス(Sergio Perez)は、トップから24秒067差と大きく遅れての3位となったが、チームに通算2度目の表彰台をもたらした。

 13番手スタートとなったレッドブル(Red Bull)のダニエル・リカルド(Daniel Ricciardo)が4位、フォースインディアのニコ・ヒュルケンベルグ(Nico Hulkenberg)が5位、そしてレッドブルの世界王者セバスチャン・ベッテル(Sebastian Vettel)が6位に入った。

 この結果、オーストラリアGP(Australian Grand Prix 2014)を制したロズベルグが61ポイントで総合首位を維持している。また、ハミルトンが50ポイントで2位、ヒュルケンベルグが28ポイントで3位につけている。

 F1通算900戦目となったこの日、英国出身のハミルトンは、計57周で競うレースの42周目にセーフティーカーが導入されるまで、9秒以上の差をつけて快走していた。

 ロズベルグに僅差でポールポジションを譲ったハミルトンだったが、ロズベルグが選択したソフトタイヤよりグリップ力が劣るミディアムタイヤを履いていたにもかかわらず、スタート直後に1コーナーのブレーキングでトップの座を奪った。

 ケータハム(Caterham F1 Team)の小林可夢偉(Kamui Kobayashi)は15位だった。(c)AFP