【4月4日 AFP】(一部更新)米国は、中国が海軍創設65周年を祝して今月行う国際観艦式に日本が招待されなかったことを受けて、米海軍艦船を派遣しない方針を決定した。国防総省高官が3日、明らかにした。

 この高官は匿名を条件に「日本が招待されなかった。したがって、連帯を示すため、われわれも参加しないことを決めた」と述べた。

 一方、同時期に山東(Shandong)省青島(Qingdao)で開かれる海軍シンポジウムには米海軍のジョナサン・グリナート(Jonathan Greenert)作戦部長とハリー・ハリス(Harry Harris)太平洋艦隊司令官が出席するという。

 国際観艦式は訓練や演習ではなく、艦船を派遣しなかったからといって中国との断絶を意味するものではないと、この高官は説明した。中国側には10日前に不参加を伝えたという。

 青島のシンポジウムには20か国以上の海軍トップが集まる予定で、こちらには日本も招待を受けたとみられる。(c)AFP