【4月4日 AFP】1912年に北大西洋で沈没した英豪華客船タイタニック(Titanic)号ゆかりの品々が今月、オンライン競売に掛けられる。米ボストン(Boston)の競売会社RRオークション(RR Auction)が3日、発表した。約240点が出品され、落札価格は総額で100万ドル(約1億円)に達する可能性もある。

 出品されるのはタイタニック号から回収された手紙や写真、備品、そして生存者ゆかりの品など。開始価格が最も高額なのは、生存者のマーガレット・ブラウン(Margaret Brown)さんが生存者の救助にあたった船舶のアーサー・ロストロン(Arthur Rostron)船長に贈った銀の杯。

 タイタニック号の沈没で亡くなった船員が事故の数日前に、同船のレターヘッドが印刷された便箋に書いた1912年の手紙は、開始価格1000ドル(約10万円)。他にはタイタニック号の階段の一部や事故を一面で取り上げた当時の新聞などが出品される。RRオークションによると、落札価格は総額で70万~100万ドル(約7000万~1億円)の見通し。競売期間は17日から24日まで。(c)AFP