【4月4日 AFP】西アフリカ・マリの保健省は3日、隣国のギニアで84人の死者を出したエボラ出血熱の疑いがある患者を、国内で3人確認したと発表した。

 ウスマン・コネ(Ousmane Kone)保健相はAFPに対し、「(エボラ)出血熱の疑い例が3件確認された。サンプルが採取され、分析のため外国に送られた」と語った。

 サンプルは米疾病対策センター(Centers for Disease Control and PreventionCDC)に送られた。患者3人は検査結果が出るまで隔離下で治療を受ける。マリ政府によると、3人の容体は回復傾向にあるという。

 マリの隣国のギニアでは、南部を中心にエボラ出血熱が拡大を続けており、同国政府の最新の統計によると今年1月から134人の患者を確認、うち84人が死亡した。(c)AFP