【4月4日 AFP】路上に放置されたイヌのふんに業を煮やしたスペインのある町で、ペットのふんを拾わない飼い主を取り締まるための新たな作戦が練られた──探偵による飼い主の監視だ。

 新たに対策を講じたのは、マドリード(Madrid)北方に位置する歴史的な街並みのコルメナル・ビエホ(Colmenar Viejo)。町ではこれまで、罰金や警告標識でふんを持ち帰るよう飼い主に求めてきたが、その効果は薄かった。

 そのため、来週からプロの探偵が市街地を監視し、ふんを放置する飼い主を撮影して当局に証拠写真として提出するという。違反者は最大150ユーロ(約2万1500円)の罰金、悪質な累犯者には、さらに厳しい処罰が下されることになるという。

 町では「ふん探偵」の導入を前に、探偵に扮した俳優たちがイヌのふんを路上に放置しないよう呼び掛ける、事前のキャンペーンが行われている。(c)AFP