【4月3日 AFP】中国中部・河南(Henan)省鄭州(Zhengzhou)市の広場で、同省の旅行会社がプロモーション活動の一環として、「山の空気」を振る舞うイベントを開催した。青い袋に詰められた空気は、同市から190キロ離れた場所で採取されたという。

 深刻化する中国の大気汚染について、世界銀行(World Bank)と中国国務院(政府)の発展研究センター(Development Research Center)は、共同でまとめた公式報告書を先月25日に発表した。報告書では、大気汚染を原因とする死や健康問題によって、毎年3000億ドル(約31兆円)もの医療コストが生じていると指摘し、世界第2位の経済を誇る同国に対し、新たな都市開発モデルへの移行を求めている。(c)AFP