【4月2日 AFP】韓国政府は2日、同国北部の坡州(Paju)に先月墜落した無人機が北朝鮮のものであることを示唆する証拠を入手したと発表した。

 韓国国防省報道官によると、無人航空機から回収された電池に、北朝鮮でしか使われていない文字が書かれていたという。「故に北朝鮮がこの機体を飛ばしたのだろうと疑っている」と報道官は語り、機体の設計が極めて「初歩的」なものだったと付け加えた。

 無人機には日本製のカメラが搭載されていたが、画像を送信する能力は備えていなかったという。報道官は、同機がソウル(Seoul)北部郊外の写真を撮影していたと述べたが、大統領府の青瓦台(Blue House)が撮影されていたかどうかについてはコメントを拒否した。

 韓国では、北朝鮮から発射された砲弾が韓国側海域に落下し、これに韓国側が対応射撃を行った3月31日にも、北朝鮮との軍事境界線に近い白ニョン島(Baengnyeong Island)に所属不明の無人機が墜落している。(c)AFP