■冷凍、缶入りの果物はマイナス効果

 一方、研究チームは、冷凍の果物と缶入りの果物を食べる人は1日1単位未満しか野菜と果物を食べていない人よりも死亡の危険性が17%高まっていることを発見した。論文の主執筆者のオインロラ・オイエボデ(Oyinlola Oyebode)氏はAFPの電子メール取材に対し、この結果に「非常に驚いた」と述べた。

 同氏は、「多くの缶入り果物の糖分は高く、また低価格な缶入りの果物は果汁ではなくシロップに漬け込まれている。糖分の健康への悪影響が利点を上回っているのかもしれない」と説明する。また、こうした食品を食べる人には生の果物を食べることのできない病状や多忙な生活、貧困など、健康に影響を及ぼす他の要因がある可能性も指摘している。

 英国の食生活は脂質と糖分の量が多く、英国は心臓疾患の有病率が欧州で最高水準の国の一つだ。そのため、食生活がより健康的な国には、今回の研究結果が当てはまらないかもしれないという。

■野菜と果物の多い食生活は女性の動脈硬化を低減

 また、先月28日に米国心臓病学会(American College of Cardiology)で米国の研究チームが行った発表によると、20代の時に1日あたり8~9単位分の野菜と果物を食べた女性は、1日3~4単位分しか食べなかった女性と比べ、数十年後に動脈硬化を発症する割合が40%低いことが分かった。

 この効果は男性では確認されず、野菜と果物の食生活が女性にのみ良い影響をもたらす理由についてのさらなる疑問が提起された。(c)AFP