JFA大仁会長、2022年W杯の日本開催を歓迎
このニュースをシェア
【4月2日 AFP】日本サッカー協会(Japan Football Association、JFA)の大仁邦彌(Kuniya Daini)会長はAFPに対し、大会招致に関して汚職疑惑が持たれているカタールでの2022年サッカーW杯(2022 World Cup)開催が取り消しになった場合、日本が代替開催国になる準備はできていると語った。
大仁会長は、国際サッカー連盟(Federation Internationale de Football Association、FIFA)の要請があれば、2020年の東京夏季五輪を開催する日本でのW杯開催を受諾するという。
「FIFAが代わりの開催国を探しているというのなら、日本には開催要件を満たしたスタジアムがすでにある」
「2020年には五輪が開催される。機会があれば是非(W杯を)開催したいが、実際にどれくらいの可能性で起こり得るのかは分からない」
FIFAの倫理委員会は、米連邦地検の元検事であるマイケル・ガルシア(Michael Garcia)氏が指揮の下、厳しい批判にさらされている開催地の選出過程の捜査にあたっているが、カタールの開催権が剥奪される可能性は低いようだ。
また、カタールでは外国人建設作業員の扱いも問題視されている。今年2月にAFPが入手した情報によれば、過去2年のうちにインドからの出稼ぎ労働者だけで450人が死亡しており、1か月で約20人が亡くなっている計算になる。
W杯開催の時期については、厳しい暑さの夏季に行うか、多くの国で国内リーグの真っただ中に当たる冬季に行うかで議論が分かれている。