【3月31日 AFP】国連人道問題調整事務所(OCHA)によると、アフリカの南スーダンでは昨年12月に政府軍と反乱軍との戦闘が始まって以来、100万人以上が家を追われて避難生活を送っている。

 南スーダンでは昨年12月15日に、サルバ・キール(Salva Kiir)大統領派と、昨年7月に解任されたリヤク・マシャール(Riek Machar)前副大統領派との政治対立を発端とした政府軍と反乱軍の戦闘が始まった。

 OCHAが28日夜に発表した報告書によれば、以後100日間で80万人以上が国内避難民となっているほか、約25万5000人が近隣のエチオピア、ケニア、ウガンダ、スーダンに逃れて難民生活を送っている。

 政府軍と反乱軍は1月に停戦に合意したが、OCHAによればその後もジョングレイ(Jonglei)州、ユニティ(Unity)州、上ナイル(Upper Nile)州を中心に戦闘が続いており、町や村は荒廃している。食料安全保障の悪化は深刻な状況で、370万人が危機にさらされているという。(c)AFP