ヒディンク氏がオランダ代表監督に復帰へ
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【3月29日 AFP】オランダサッカー協会(Koninklijke Nederlandse Voetbal Bond、KNVB)は28日、W杯ブラジル大会(2014 World Cup)終了後に退任するルイス・ファン・ハール(Louis van Gaal)監督の後任として、フース・ヒディンク(Guus Hiddink)氏が代表監督に就任すると発表した。
67歳のヒディンク氏は以前から代表監督復帰を示唆しており、アシスタントコーチとして元オランダ代表のダニー・ブリント(Danny Blind)氏とルート・ファン・ニステルローイ(Ruud Van Nistelrooy)氏が入閣する。
ヒディンク氏はオランダが4位で終えた1998年のW杯フランス大会でも指揮を執っており、大会終了後に3年間の任期を終えた。
KNVBによると、フランスで開催される2016年の欧州選手権(UEFA Euro)までヒディンク氏が執り、その後はオランダ・エールディビジのスパルタ・ロッテルダム(Sparta Rotterdam)やアヤックス(Ajax)などに所属していた52歳のブリント氏が、W杯ロシア大会(2018 World Cup)まで引き継ぐとしている。
37歳のファン・ニステルローイ氏は、かつてイングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)やスペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)などでプレーした実績を持っている。
ヒディンク氏はKNVBが発表した声明のなかで、「オランダ代表監督に復帰できて光栄だ」とコメントした。
「ダニー・ブリント氏、ルート・ファン・ニステルローイ氏とともに、素晴らしい知識と経験を生かした堅実なチームを作る」
ヒディング氏は2002年のW杯で、日本と共同開催国を務めた韓国の代表チームを4位に導き、同国の英雄となっている。
また、ロシア、トルコ、オーストラリアの代表監督や、レアル・マドリード、エールディビジのPSVアイントホーフェン(PSV Eindhoven)、プレミアリーグのチェルシー(Chelsea)の指揮官も務めた実績もあり、2013年7月にロシア・プレミアリーグのアンジ・マハチカラ(Anzhi Makhachkala)の監督を辞任している。
62歳のファン・ハール監督は、すでにブラジル大会終了後の退任を表明している。
オランダは2010年のW杯南アフリカ大会(2010 World Cup)で準優勝を果たしたが、2012年の欧州選手権では全敗に終わっていた。
ブラジル大会でオランダは、前回王者のスペイン、チリ、オーストラリアと同組のグループBに入っている。
また、2016年の欧州選手権予選ではチェコ、トルコ、ラトビア、アイスランド、カザフスタンと同組のグループAに入った。(c)AFP