【3月28日 AFP】東京電力(TEPCO)は28日、福島第1原子力発電所の施設で穴を掘る作業をしていた50代の男性作業員が土砂などの下敷きになり、病院に搬送されたが、死亡したと発表した。

 東京電力によると、事故が起きたのは28日午後。男性は、コンクリート構造の建物の端を掘削し、建物基礎の下部を点検していたという。その際に大きなコンクリートの塊が土砂とともに崩れたという。

 男性は福島第1原発近くの病院に搬送されたが、病院で死亡が確認された。

 男性は、福島第1原発の安定化作業に携わっている数多くの下請け会社の1つに雇用されていた。(c)AFP