【3月28日 AFP】米疾病対策センター(Centers for Disease Control and PreventionCDC)は27日、米国の子どもの68人に1人が自閉症を持っており、2012年に発表された前回の推計より30%増加していると発表した。

 CDCが発表した米国の最新データは「自閉症と高いIQ(知能指数)を持つ子どもの割合は増加傾向にある」ことを示していると、CDCは声明で指摘している。

 前回の調査では、発達障害の1つである自閉症スペクトラム障害(ASD)を持つ米国の子どもは88人に1人の割合であるとされていた。今回の調査結果は、2010年に米国内11か所で行われた8歳児の診断の結果に基づいている。

 自閉症の有病率は州によって大きく異なり、アラバマ(Alabama)州では175人に1人だが、ニュージャージー(New Jersey)州では45人に1人だった。

 また、前回に引き続き今回のデータも、男児の自閉症の発生率は女児の5倍であることを示している。自閉症と診断される割合は、女児は189人に1人なのに対し、男児は42人に1人となっている。

 自閉症の子どもが増加した理由は不明だが、CDCによると、ASDの診断に用いられた基準とデータの収集に用いられた手法は前回と同じだという。

 米国小児科学会(American Academy of PediatricsAAP)は発表した声明の中で、早期発見と介入方法の改善が「急務」であることをCDCの報告書は示していると述べている。(c)AFP