■広く意見を聞くが、出馬は「個人的な」決断

 フランス語と英語で行われたインタビューで、58歳のプラティニ氏は、立候補は「個人的な」決断になるとしながらも、広く意見を聞きたいとしている。

「W杯終了後に答えを出す。連盟の幹部と話し合うつもりだ。おそらく、99パーセントが『UEFAに残って欲しい』と言うだろう。それも(決断に)影響する要素のひとつだ」

 プラティニ氏は、欧州以外からのサポートにも言及しており、「私には世界中からのサポートがある」と語っている。

「だが、立候補するかどうかは決めていない。UEFAの会長という立場に満足しているが、FIFAについても決断しないといけない。多くの人から意見を聞くが、最終的には私個人が決断を下すことになる」

 プラティニ氏は、UEFAで残した実績を誇りに思いながらも、優柔不断なブラッター会長が自身の気持ちを混乱させているという。

「問題なのは、ブラッター会長が最初に引退を表明したことだ。その時点では、連盟の多くが私を支持してくれていた」

「しかし現在は、みなさんご存じの通り、彼が再出馬するのか分からない。これは1人の問題ではない。つまり彼なのか、彼でないのかということだ。私の決断には影響を及ぼす」