浅田が世界最高得点で女子SP首位、世界フィギュア
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■ソチの悔しさを糧に最高の演技
2008年大会と2010年大会を制している浅田は、「滑っているときも、ソチで悔しかったんだと思いながら滑りました」と明かし、この日の演技を「100点満点」と自己評価した。
ソチ五輪で浅田は、ショートでトリプルアクセルやそのほかのジャンプが不発に終わり16位と出遅れたものの、フリーで息を吹き返し、大会を総合6位で終えている。
今季終了の現役続行の可能性を「50パーセント・50パーセント」としている浅田は、「いつもは得点を気にすることはないんですけど、世界最高得点はとてもうれしいです」と語った。
「悔しさを晴らしたいという思いが演技を後押ししてくれたのかもしれない。もちろん、五輪できていれば良かったんですけど、人生は何が起きるか分からないので」
女子スケーターでは唯一、定期的にトリプルアクセルに挑戦している浅田は、29日に行われるフリースケーティング(FS)に向けて、「今回の目標はショートとフリーの両方でいい演技をすることです」と語った。
ソチ五輪で金メダルに輝いた17歳のソトニコワは今大会を欠場し、フリーの判定が地元出身のソトニコワ寄りだったとして不満をあらわにしたキム・ヨナは現役を引退している。(c)AFP/Shigemi SATO