【3月26日 AFP】イタリア・ペスカーラ(Pescara)市の裁判所は25日、2012年4月に行われたイタリア・セリエBの試合中にリボルノ(Livorno)のピエルマリオ・モロジーニ(Piermario Morosini)選手が死亡した件について、処置を行った3人の医師の対応が過失致死に該当するか否かを審理することを発表した。

 今年12月1日に行われる初公判では、デルフィーノ・ペスカーラ1936(Delfino Pescara 1936)のエルネスト・サバティーニ(Ernesto Sabatini)医師、リボルノのマンリオ・ポルチェリーニ(Manlio Porcellini)医師、そして救急サービスのヴィト・モルフェーゼ(Vito Molfese)医師が出廷することになっている。

 捜査の一環として聞き込みが行われた専門家委員会の話によれば、事件の起きた日にスタジアムに設置されていた除細動器を使っていれば、モロジーニ選手の命は助かっていたかもしれないという。

 当時、セリエAのウディネーゼ(Udinese)からリボルノにローン加入していたモロジーニ選手は、敵地で2012年4月14日に行われたデルフィーノ・ペスカーラ戦の試合中にピッチで倒れた。

 イタリア全土を揺るがしたモロジーニ選手の突然死により、故人に敬意を表して、その週末に行われるはずだった国内戦はすべて延期となった。

 クリスティアン・ドヴィーディオ(Cristian D'Ovidio)医師による、250ページにも及ぶ検死レポートによれば、モロジーニ選手は心筋症というまれな遺伝性の心筋疾患を抱えていたという。

 また、当日は警備車が非常口付近に停車していたため、モロジーニ選手を運ぶ救急車が遅れたことも死因につながったとされている。(c)AFP