【3月26日 AFP】テニス、ソニー・オープン2014(Sony Open 2014)は25日、男子シングルスの4回戦が行われ、大会第2シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)は6-3、7-5で第16シードのトミー・ロブレド(Tommy Robredo、スペイン)を下し、準々決勝進出の切符をつかんだ。

 第2セットの第3ゲームでは、ロブレドのリターンを線審が誤ってアウトと判断するハプニングが起きるも、ジョコビッチはスポーツマンシップにのっとり快くポイントを譲った。

 通常ならノーカウントから再度プレーを開始する場面で、ジョコビッチは相手にアドバンテージを与えたことになる。

 この日訪れた観客は、朝からの雨に見舞われ試合開始まで30分待機しなければならなかったが、試合に勝利したジョコビッチの紳士的な行動には拍手喝采が降り注いだ。

「スポーツとフェアプレーには大切なものだと思っている。他の選手にも同じことをしてほしい。もちろん、全員が同じ考えではないとは思うが、僕にとっては普通でごく当たり前の自然な行動だったんだ」

 ジョコビッチは、準々決勝で昨年のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2013)決勝以来となる、第6シードのアンディ・マレー(Andy Murray、英国)との対戦を果たす。(c)AFP