【3月25日 AFP】カナダ保健当局は24日、西アフリカのリベリアからカナダに帰国した旅行者がエボラ出血熱の疑いがある症状で入院したと発表した。

 記者会見したカナダ中部サスカチワン(Saskatchewan)州の保健当局者によると、この患者は帰国後に発症し、現在は隔離されてエボラウイルス感染の検査結果を待っている。この患者自身が旅行中に感染源となった可能性は低いという。

 西アフリカで初めてエボラ出血熱が発生し、すでに多数の死者が出ているギニアでは、援助団体や保健当局が感染の封じ込めに追われる一方、隣国のリベリアでもエボラ出血熱と疑われる複数の症例が報告されている。(c)AFP