【3月25日 AFP】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-Un)第1書記に対して恐れを感じる人たちもいるだろうが、中国のインターネットユーザーの間では今、屋台で串焼き肉を売る正恩氏のそっくりさんの写真が話題を呼んでいる。

 写真には、小太りにふっくら顔、そして正恩氏のトレードマークともいえる両脇を刈り上げた髪形をした男性が、庶民的な屋台で竹串に刺した肉を焼いているところが写されている。男性の身元は不明だが、北朝鮮の国境からそう遠くはない中国北東部・瀋陽(Shenyang)で働いている。

 これらの写真には、中国のネットユーザーからのコメントが殺到している。

 ユーザーの多くは、正恩氏の太めの体形や、祖父と父に次いで権力世襲の三代目であることを皮肉って、正恩氏を「太っちょ三世」と呼んでいるが、中国版ツイッターの新浪微博(Sina Weibo)のあるユーザーは「こいつは太っちょ三世の兄弟に間違いない。早く(北朝鮮に)送り返せ!」と投稿。

 また中国から多大な支援を受けている北朝鮮へのあてつけで、「太っちょ三世も、やっと金を稼げる仕事を見つけたようだ」といった書き込みや、「もし金正恩がこの写真を見たら、ぜったい彼を替え玉に雇うだろう」といった投稿もあった。(c)AFP