クリミアのウクライナ空軍基地をロシア軍が制圧、2人負傷
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■クリミアから追い出されるウクライナ軍
22日は、クリミア西部の町ノボフェドリウカ(Novofyodorovka)でもロシア国旗を持った数百人が親ロシア派の部隊に見守られながら空軍基地に入った他、クリミアの海港都市セバストポリ(Sevastopol)では、クリミア半島でまだウクライナ国旗を掲げていた数少ない海軍艦艇の1隻だったスラブチチ(Slavutich)を武装集団が制圧した。
クリミア自治共和国当局は、ロシア軍との協力によってクリミア半島にあるウクライナ軍の基地の少なくとも半数と、稼働中の海軍艦艇の約3分の1を支配下に置いたと推定している。ロシア軍は21日、ウクライナがこの地域で唯一保有する潜水艦「ザポリージャ(Zaporozhye)」も手に入れた。同艦は22日、ロシア国旗を掲げてロシア黒海艦隊の勢力下にある湾に移動した。(c)AFP/Laetitia PERON and Dmitry ZAKS in Kiev