【3月19日 AFP】電機メーカー大手の東芝(Toshiba)は18日、はき出された息をわずか30秒で分析し、さまざまな病気を探知できるブレサライザー(呼気分析装置)の試作品を公開した。

 大きさは小型の食器洗い機ほど。ノズルに数回息を吹き込むと、赤外線レーザーの照射によって、糖尿病や胃腸の異常、さらには二日酔いといった健康問題の指標となるアセトアルデヒトやアセトン、メタンなどの微量ガス類が検出される。

 東芝は今後、検知可能なガスの種類を増やし、より多くの病気を探知できるよう開発を進め、来年には商品化したい考えだ。

 家庭用電化製品で有名な東芝は現在、美容・健康器具部門を重要分野と位置づけ強化を進めている。(c)AFP