機内での「最悪の事態」恐れ憔悴する家族、不明マレーシア機
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インドネシア・ジャカルタ(Jakarta)の航空専門家ジェリー・スジャトマン(Gerry Soejatman)氏は、「4万5000フィートにも達すれば加圧による諸問題が起きる」と指摘したうえで、「だが、高度変更が緩やかだったのか、それとも急激なものだったのかは分からない。緩やかなものであれば、敏感な乗客数人が気づく程度だ」と説明した。
一方、不明機に153人の国民が乗っていた中国では、新たに発覚した情報は、乗客の家族らに不満といら立ちをもたらしたにすぎない。
中国・北京(Beijing)で16日午前にマレーシア航空が行った家族への説明会を終えた男性は、「私たちは苦難の中にいる。もっと情報が欲しいのに」と涙ながらに語った。「本当に不安で仕方がない。長時間がたっているのに、彼らは(さらなる)情報を公開しない」
別の男性は説明会を「茶番」と切り捨てた。「実際に何が起きたかを言わないなら、いったい何の意味があるんだ?」
■いちるの望みにかける
その一方で、新たな情報に安堵(あんど)し、希望を持ち続ける理由を見出す家族もいる。
兄のスギアント・ロ(Sugianto Lo)さん夫婦が不明機に乗っていたインドネシアのサンティさん(42)は、不明機がハイジャックされた可能性を示唆したマレーシア政府の公式発表を聞き、「私たち家族はほっとしている」と語った。「少なくとも愛する家族が無事かもしれないという希望が出てきた。各国政府は不明機の捜索に協力してほしい」
失踪したマレーシア航空機が、どこかに着陸し機体は目につかない場所に隠されているとの説について、専門家らは、その可能性はかなり低いとしながらも、不可能とは言えないとの見解を示している。(c)AFP