【3月17日 AFP】テニス、BNPパリバ・オープン(BNP Paribas Open 2014)は16日、米カリフォルニア(California)州インディアン・ウェルズ(Indian Wells)で男子シングルス決勝が行われ、大会第2シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)が3-6、6-3、7-6で第7シードのロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)を逆転で退け、優勝を飾った。

 2008年と2011年大会覇者のジョコビッチは、フェデラーとのフルセットを制し、同大会で通算3度目の優勝を飾った。

 ジョコビッチは2月に行われたドバイ・テニス選手権(Dubai Duty Free Tennis Championships 2014)の準決勝で、四大大会(グランドスラム)通算17勝を誇るフェデラーに敗れているものの、通算33回目の対戦となった今回の試合では、その雪辱を果たした。

 ドバイ・テニス選手権で9か月ぶりのツアー優勝を果たし、今大会でも決勝まで進出したフェデラーは、最新の世界ランキングで現在の8位から5位に浮上することが確実となっている。

 最終セット第3ゲームのサービスゲームを落としたフェデラーが、第10ゲームでようやくブレークを奪い返し、試合を振り出しに戻すと、迎えたタイブレークではジョコビッチが試合の主導権を握った。

 フェデラーのバックハンドが決まらず、最初のポイントを手にしたジョコビッチは、スマッシュとフェデラーのミスであっという間に3-0でリードすると、フェデラーはサービスエースでマッチポイントをセーブしたものの、最後はジョコビッチのサーブをバックハンドでネットに突き刺した。(c)AFP