【3月14日 AFP】英イングランド(England)北部バーンズリー(Barnsley)の裁判所は13日、飼っていた子猫を電子レンジで「調理」して死なせた精神疾患の女(23)に禁錮14週の実刑判決を下した。

 公判記録によると被告は、金魚を襲った罰としてペットの子猫を電子レンジに入れたことを認めていた。被告は調理時間を5分にセットしスイッチを入れたが、1分が経過したところで自分のしていることに気付き、子猫をレンジから取り出した。しかし、子猫は死んでしまったという。

 ジョン・フォスター(John Foster)判事は「飼い主を信じ、頼り切っているペットに対して、とてつもなく残忍な行為だ」と述べ、類似の事件を抑止するためとして被告に禁錮14週を言い渡すとともに、生涯ペットを飼うことを禁じた。

 判決を聞いた被告の家族は、手錠姿の被告が法廷から連れ出されると「彼女は、状況を理解できていないのに」と叫び、判決への怒りをあらわにした。

 被告側弁護人によると、被告は長年、精神病性うつ病を患っており、精神保健法に基づきこれまでに20回強制入院させられているという。(c)AFP