【3月14日 AFP】男子テニスのロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)は13日、女子テニスのWTAツアーで導入されている「オンコート・コーチング」を、男子には適用させないよう求める見解を示した。

 四大大会(グランドスラム)で通算17勝を挙げているフェデラーは、米カリフォルニア(California)州インディアン・ウェルズ(Indian Wells)でATPツアーとWTAツアーと共同開催されているBNPパリバ・オープン(BNP Paribas Open 2014)で準決勝進出を決めたこの日、「もしシステムが導入されるなら、僕がプレーをやめてからにしてほしいね」と語った。

「本当に必要のないことだと思う。コーチを雇えない場合もあるから、必ずしもフェアであるとは思えないし、とにかく適切ではない」

 WTAツアーでは、2009年から「オンコート・コーチング」が限定的に採用されており、選手は各セットのチェンジエンドの際に一度、そして各セットの間にもコーチを呼ぶことができる。

 このシステムは四大大会では許されておらず、フェデラーは、もしATPツアーで似たようなルールが適用されたら、悲惨な状況が思いやられるとした。