■その他の新規則と苦しむ王者

 今季から、規則にはいくつもの大幅な変化が加えられたが、なかでも最も大きいのが新たな燃料制限の導入だろう。

 各マシンは最大で100キログラム(約135リットル)と、前年までの約3分の2の燃料しか搭載することができない。このため各チームは、燃料の節約を最優先としたドライビングスタイルや戦略をとらざるを得なくなるとみられる。

 その他の変更としては、各チームのマシンは史上初めてギアボックスが8速になる。ギア比はシーズン前の時点で定め、それをシーズンを通して使用しなければならない。

 また1基のギアボックスは、これまでの5レースではなく6レース連続で使用しなければならない。

 ここまでのプレシーズンを見る限り、各チームのなかで新規則に最も上手く適応しているのはマクラーレン・メルセデス(McLaren-Mercedes)とメルセデスAMG(Mercedes AMG)のように見え、その一方で4連覇中のレッドブル(Red Bull)とセバスチャン・ベッテル(Sebastian Vettel)は苦戦が続いた。

 ベッテルは最後のテストセッションとなるバーレーンテストでも、新マシンに問題が発生して厳しい時間を過ごした。ある日などは、ルノー(Renault)のエンジンの電気系統に課題と問題が見つかり、1周完走することすらできなかった。

 2014年シーズンは、レッドブルのほかトロ・ロッソ(Toro Rosso)、ロータス(Lotus F1 Team)、ケータハム(Caterham F1 Team)の計4チームがルノーのエンジンを採用している。(c)AFP