【3月12日 AFP】ペルー当局は、マチュピチュ遺跡(Machu Picchu)でヌード写真を撮影することが観光客の間で新たな流行となっていることを受け、人々が多く訪れる遺跡での監視活動を強化した。

 観光客たちは撮影したヌード写真をブログなどで公開しており、これに対しペルー文化省は「訪問者による敬意を欠いた行為」を拒否すると声明で発表した。

 ペルー文化省は、観光客による露出写真の撮影を警備員が阻止できるように「遺跡の継続的な監視活動を倍増」したと表明。観光客にも遺跡保護への協力を呼び掛け、「注目を集めることだけを目的にしたこのような行動に注意するよう」求めた。

■文化遺産への落書きも多発

 また文化省は最近増えている落書き行為にも懸念を表明した。

 警察当局によると先週、インカ帝国の複雑な石工技術とデザインを代表する「12角の石(12-Angle Stone)」に何者かがスプレー塗料を吹き付けた。容疑者は、他の複数の遺跡で起きた同様の事件にも関与しているとみられる。

「塗料を消すための新技術があるとはいえ、使用された塗料はインカ・ロカ(Inca Roca)宮殿で最も重要な石に、元には戻せない跡を残すかもしれない」と文化省報道官はクスコ(Cusco)でAFPに語った。

 リカルド・ルイス・カロ(Ricardo Ruiz Caro)文化相は記者団に対し、2014年に入ってからは「同様のスプレー塗料事件が4件発生している」と述べ、2013年にはクスコの主要観光地での1件も含めて「33件が発生した」と語った。

 ペルーでは国の文化遺産を無許可で破壊、改変、売却、撤去した者は、3~8年の禁錮刑と罰金刑に問われる。(c)AFP