東日本大震災から3年、ダイバーになって妻を捜す男性
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■『津波凄い』
数週間後、祐子さんの同僚が携帯を見つけ、高松さんに届けてくれた。高松さんはそれを乾かし、あの日に受け取ることができなかったメールを読んだ。津波がまさに銀行の屋上に迫っていたときに書かれたメッセージだ。
「本当に短く、『津波凄(すご)い』とだけだった」
大津波は一瞬にして東北の沿岸部を破壊し、家々や車、多数の人々をのみこんでいった。
東日本大震災の死者は、公式発表で日本では戦後最大の1万5800人以上。今も2636人が行方不明者になっている。
今となっては、行方不明者が生きて帰ってくるとは誰も思っていない。だが遺族にとっては彼らの遺体を見つけ出し、安らかに眠らせてあげることが切なる願いだ。
小さな漁業の町の女川だけでも800人以上が亡くなり、行方不明者は祐子さんを含め250人を数える。