【3月11日 AFP】テニス、BNPパリバ・オープン(BNP Paribas Open 2014)は10日、米カリフォルニア(California)州インディアン・ウェルズ(Indian Wells)で男子シングルス3回戦が行われ、大会第7シードのロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)は7-6、7-6で大会第27シードのドミトリー・ツルスノフ(Dmitry Tursunov、ロシア)に勝利し、4回戦に進出した。

 大会優勝通算4回を誇るフェデラーは、2度のタイブレークをしのぎ、ストレートでツルスノフを退けた。

 この試合のフェデラーは、四大大会(グランドスラム)で通算17勝を挙げている元世界ランク1位のプレーとはいえなかった。しかし、不本意な2013年シーズンを過ごし、悔しい思いをしてきたフェデラーにとっては、2014年にいいスタートを切って自信を取り戻す絶好の機会になった。

 試合後にフェデラーは、「いい状態にあると思う。コート上で落ち着くことができた」と語っている。

 フェデラーは試合開始直後にブレークを奪ったが、ゲームカウント5-4の場面でツルスノフにブレークバックを許し、その後はタイブレークを制した。 

 そして第2セットでフェデラーは序盤にブレークを記録すると、2度目のタイブレークではツルスノフを圧倒した。

 フェデラーは、今大会の前に開催されたドバイ・テニス選手権(Dubai Duty Free Tennis Championships 2014)で優勝を果たしており、準決勝でノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)を、決勝ではトマス・ベルディハ(Tomas Berdych、チェコ)を退けた。

「今年は感覚が違うよ。ベストを尽くせば、また勝てる気がするんだ。本当に大きな違いだ」

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