■内装も豪華

 内装も豪華で、ハンドルやダッシュボード、取っ手やボタンなど細部の各所に貴金属が散りばめられている。カールソンは、内装に使われている金だけでも1万2000ユーロ(約170万円)の価値があると語っている。

 しかし、贅沢はそれで終わらない。シートにはナッパ革を用い、足下のマットには柔らかいシープスキンを敷き詰めた。200人時以上をかけて特殊なリス毛のブラシを使って金箔を貼り、その上から透明なコーティングをして金箔がはがれないようにしてある。

 カールソンCS50 ベルサイユ・エディションの価格は、今年のジュネーブ国際自動車ショーに出展された中では最も高い35万9000ユーロ(約5100万円)。

 フェラーリ(Ferrari)の新型「カリフォルニアT(California T)」とランボルギーニ(Lamborghini)の新型「フラカン(Huracan)」の価格はどちらも20万ユーロ(約2800万円)程度なので、大きく膨れあがった財布をより薄くするのはカールソンの新型車ということになる。(c)AFP