プレーヤーはまた予算を無視したり、憲法に違反したり、議員を買収したりする方法を学ぶこともできる。

「投獄された弁護士」──反プーチン政権派の指導者で弁護士のアレクセイ・ナワリヌイ(Alexei Navalny)氏のことと思われる──などを使えば、「KGB(旧ソ連国家保安委員会)の大佐」(プーチン大統領の前歴)のような体制派の悪者たちと戦うことが可能だ。

 プーチン大統領を激しく批判するナワリヌイ氏は、自らのブログで政府上層部の汚職を暴く資料を公表したことで有名になり、昨年のモスクワ(Moscow)市長選に出馬したが敗北している。

 ゲームの制作者、バレンチン・メルツリキン(Valentin Merzlikin)氏(37)はナワリヌイ氏支持を公言するモスクワ出身のプログラマーだが、民主主義のとりでと言うにはほど遠いベラルーシに移住するという奇妙な選択をしている。

■政権側も体制派ゲームを製作

 一方、ロシア政府も、体制派の観点を盛り込んだゲームの開発を試みている。政府系メディアが宣伝するゲームの一つは「スノーデブ・ラン(Snowdev Run)」というゾンビゲームで、元KGBエージェントがモスクワをゾンビから守るという内容だ。あるゲームサイトはこのゲームの意図は「ウラジーミル・プーチン氏を賛美する」ことだったが「最終的に失敗している」と論評している。(c)AFP/Marina LAPENKOVA