【3月6日 AFP】欧州連合(EU)の執行機関、欧州委員会(European Commission)は5日、ウクライナの新政権に対し、向こう数年間に少なくとも110億ユーロ(約1兆5400億円)の金融支援を行うと発表した。

 この支援額は、EUが当初ウクライナに提案していた連合協定の下で約束されていた6億1000万ユーロ(約860億円)の金融支援をはるかに上回っている。ビクトル・ヤヌコビッチ(Viktor Yanukovych)前大統領は昨年、この連合協定を拒否したことにより、3か月に及ぶ抗議デモを引き起こしていた。

 欧州委員会(European Commission)のジョゼ・マヌエル・バローゾ(Jose Manuel Barroso)委員長は、EUは現在も連合協定を結ぶ準備があると述べ、これにより輸入関税の大幅な節約が可能になると指摘している。(c)AFP