【3月5日 AFP】ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領は4日、モスクワ(Moscow)郊外の大統領公邸で記者会見し、ウクライナのクリミア(Crimea)半島でロシア軍部隊が活動しているとの情報を否定するとともに、ウクライナへのロシア軍派遣は「完全に正当」だが、「最後の手段」だと述べた。

 ウクライナのビクトル・ヤヌコビッチ(Viktor Yanukovych)大統領が解任された後1週間余りの沈黙を破ったプーチン氏は、 ウクライナでの政変を「憲法に反する乗っ取り行為であり、武力を用いた権力の掌握だ」と非難した。

 プーチン氏は、ウクライナ軍基地を包囲しているのは「地元の自警団」だと言明。クリミアでの作戦にロシア軍が参加したかとの質問には「いや、参加はしていない」と断言し、自身特有の笑みを浮かべて「似たような軍服はたくさんある」と述べた。

 ウクライナの新政権は、ここ数日間で数千人のロシア軍部隊がクリミアに投入されたと発表しており、欧米当局もこの主張を支持している。だがプーチン氏は、クリミアにある数か所のウクライナ軍基地が所属不明の武装集団に掌握されたのは、ウクライナ新政権に懸念を抱く地元勢力によるものだとの見解を示した。