【3月3日 AFP】12年前のサッカーW杯日韓大会(2002 World Cup)でブラジルを優勝に導いた同国元代表選手、ロナウド(Ronaldo、37)氏が2日、サンパウロ(Sao Paulo)で開催されたカーニバルで再び脚光を浴びた。

 バルセロナ(Barcelona)やインテル(Inter Milan)、レアル・マドリード(Real Madrid)といった欧州の強豪チームで輝かしい功績を残したロナウド氏は、09年に母国コリンチャンス(Corinthians)に移籍し、2011年に引退した。

 そのコリンチャンスのサポーターグループ「ガビオンエス・ダ・フィエル(Gavioes da Fiel)」のサンバチームは今年、「ロナウドのキャリア」をカーニバルのテーマに選んだ。

 06年の日韓大会決勝戦で決勝点を挙げ、大会通算15点で得点王にも輝いているロナウド氏は、2日のカーニバルでは金色のスーツとネクタイに身を包み、通りを練り歩く山車の上から楽しそうに人々に手を振った。

 山車には両親と共に乗り込み、時折サンバのステップを踏んで見せると、会場に集まった数千人の観客たちから喝采を浴びた。

 ロナウド氏は、「歌いすぎて、途中で喉が痛くなってしまったよ。ファンの反応を見ると、とても感動するね」とコメントした。

 ロナウド氏は、サンパウロで6月12日に開幕するW杯ブラジル大会(2014 World Cup)の組織委員会のメンバーだ。(c)AFP/Natalia Ramos