【3月3日 AFP】13-14イタリア・セリエAは2日、第26節の試合が行われ、ユベントス(Juventus)は2-0でACミラン(AC Milan)に勝利した。

 カルロス・テベス(Carlos Tevez)がリーグ戦最多となる15得点目を記録したユベントスは、リーグ2位につけるASローマ(AS Roma)との勝ち点差を11に広げた。

 ユベントスは前半終了間際、スペイン代表ストライカーのフェルナンド・ジョレンテ(Fernando Llorente)が先制ゴールを決めてリーグ戦11得点目を記録すると、後半23分にはテベスが25メートルの距離から豪快なミドルシュートを決めて、リーグ戦15得点目を挙げた。これでテベスは、負傷のため戦列を離れているフィオレンティーナ(Fiorentina)のジュゼッペ・ロッシ(Giuseppe Rossi)を抑え、得点王争いの首位に立った。

 ジョレンテとテベスは、2月27日に行われたヨーロッパリーグ2013-14(UEFA Europa League 2013-14)決勝トーナメント1回戦の第2戦、2-0で勝利したトラブゾンスポル(Trabzonspor)ではメンバー入りしていなかった。

 ユベントスの指揮を執るアントニオ・コンテ(Antonio Conte)監督は試合を振り返り、「チーム全員に脱帽した。本当に凄かった」とコメントした。コンテ監督は、多忙を極めるリーグ戦とヨーロッパリーグで見事にチームのかじ取りを担い、両タイトル争いに名乗りを挙げている。

「今日までの試合に貢献してきた選手全員によくやったと言わざるを得ない。こういったリズムを保つのは簡単じゃないからね」

 クラレンス・セードルフ(Clarence Seedorf)監督就任後の7試合で2敗目を喫したミランは、リーグ5位で同じくミラノ(Milan)に本拠地を構えるインテル(Inter Milan)と勝ち点差6を離され、10位に留まっている。

 今年1月初旬、今季低調なスタートを切っていたミランの新指揮官に就任したセードルフ監督は、「プレーには、かなり満足しているよ。われわれが正しい道を進んでいることが分かった」と試合後に語った。