【2月28日 AFP】台湾政府は27日から、18歳未満の未成年を対象とした「医学的に不必要な」美容整形手術を禁止した。美しくなろうとするあまり、健康面でのリスクを顧みずに整形手術を受ける若者たちの保護が目的だという。当局が明らかにした。

 台湾衛生福利部によると、今後は未成年に対する鼻の整形手術や豊胸手術、脂肪吸引術、二重まぶた手術などが禁止される。

 違反した医師には、最大50万台湾ドル(約170万円)の罰金と、1年間の医師免許の停止処分が科される。免許を取り消される可能性もあるという。

 台湾では、未成年の美容整形手術は国の保険適用外となっているため、実施件数についての政府の公式データはないが、年間800件ほど行われているとの推定もある。

 台湾では9歳の子どもたちまでもが整形手術を受け、失敗例もあると報じられたことで、禁止を求める声が高まっていた。(c)AFP