【2月28日 AFP】イングランド・プレミアリーグのウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン(West Bromwich AlbionWBA)に所属するニコラ・アネルカ(Nicolas Anelka)が27日、反ユダヤ主義に関連づけられるため禁忌とされている「クネル(quenelle)」というジェスチャーを行ったとして、5試合の出場停止処分を受けた。

 イングランドサッカー協会(Football AssociationFA)は、アネルカが反ユダヤ主義ではなく、ジェスチャーに対してそのような意図はなかったと納得したが、昨年12月28日のリーグ戦第19節、アウェーのウェストハム(West Ham)戦でクネルを行ったことは「悪質な違反」であるとしてアネルカを罰している。

 この結果、34歳のアネルカは出場停止処分および罰金8万ポンド(約1360万円)を科せられ、イングランドサッカー界での将来が危ぶまれることになった。

 同時に「義務教育課程」の修了を命じられたアネルカだが、不服申し立ては可能となっている。

 アネルカ側の弁護士は、次のようなコメントを出している。

「ニコラ・アネルカは、クネルのジェスチャーが反ユダヤ主義的意図を持って行ったものではなく、自身も反ユダヤ主義者ではないということをFAの規制委員会に認められうれしく思っています」

「彼は、委員会の決断に対する十分な説明を受けてから上訴するかどうか検討するつもりです」

 アップトン・パーク(Upton Park)で行われた問題の試合で、両チームは3-3で引き分けたが、元フランス代表FWのアネルカは自身が挙げた2得点のうち、最初のゴールを決めた際にクネルを行った。

 アネルカはこれまでも、このジェスチャーが反ユダヤ主義的なものではなく、自身も人種差別主義者ではないと主張してきた。(c)AFP/Julian GUYER