【2月27日 AFP】スキージャンプ女子のダニエラ・イラシュコ・シュトルツ(Daniela Iraschko-Stolz、オーストリア)が、膝の負傷のため今シーズンの残り大会を欠場することが分かった。

 イラシュコ・シュトルツは、スキージャンプ女子が五輪史上初めて採用されたソチ冬季五輪で、銀メダルを獲得したばかりだった。

 オーストリアスキー連盟(Austrian Ski Federation)が行った26日の発表によると、30歳のイラシュコ・シュトルツは24日に国内での練習中に左膝の半月板を損傷し、すでに手術も成功したという。

 しかしながら復帰までには6週間を要するため、今季のW杯の残りの大会は欠場することとなる。

「すべてが上手くいっている時にまたけがをするなんて、まるで何かの呪いみたい」とコメントしたイラシュコ・シュトルツは、ソチ五輪に先立って自身が同性愛者であることを公表し、こちらでも見出しを飾っていた。

「ポケットの銀メダルが少しだけ気持ちを楽にしてくれるけど、それでも(今後の大会に)出られないのはもちろんつらい」

 イラシュコ・シュトルツは2011年の世界選手権(Nordic World Ski Championships 2011)女王で、今季のW杯ランキングでは17歳の高梨沙羅(Sara Takanashi)、ソチ五輪金メダリストのカリナ・フォクト(Carina Vogt、ドイツ)に次ぐ3位につけている。(c)AFP